戦争と平和|トルストイ を紹介したい

トルストイの最高傑作の一つ
『戦争と平和』について、
その壮大なスケールと
独自の歴史観を
コンパクトにまとめた解説動画です。

著者レフ・トルストイの横顔

貴族出身の非暴力主義者

裕福な伯爵家に生まれながら、
従軍経験を通じて
徹底した非暴力主義に目覚めました。

晩年は思想家として
弱者救済に私財を投じ、
ガンジーとも交流があったと言われています。

家出の果ての最期

80歳を過ぎてから、
贅沢な暮らしや
妻との不和に耐えきれず家出し、
その移動中に駅で亡くなるという
劇的な最期を遂げました。

物語の舞台と2つの主要テーマ

19世紀前半の
ナポレオン戦争下にあるロシアを舞台に、
主に以下の2点が描かれます。

歴史的考察

なぜ無敵を誇った
ナポレオン軍(60万人)が、
ロシアでわずか5000人にまで
壊滅したのかという謎を追います。

ロシア貴族の愛憎劇

3つの一族を中心に、
(ベズーホフ家、ボルコンスキー家、ロストフ家)
日常と戦争の間で揺れ動く
貴族たちの生活と
人間模様が描かれます。

559人の登場人物と読み進めるコツ

登場人物の多さ(559人)が
読者を怯ませることがありますが、
主要な7名さえ押さえておけば
スムーズに読めると紹介されています。

歴史的人物

ナポレオン、アレクサンドル1世

物語の中心

ピエール、アンドレイ、
マリア、ニコライ、ナターシャ

トルストイ独自の「歴史観」

この作品の最もユニークな点は、
トルストイが
「英雄たちが歴史を動かしている」
という従来の考えを否定していることです。

民衆こそが歴史の主役

歴史を動かすのは
名もなき民衆の無限の行動の結果であり、
英雄や皇帝は
そのうねりに動かされている
「一部の象徴」
に過ぎないと考えました。

そのため、
作中のナポレオンも一人の
「小さな人間」
として描かれています。

膨大な登場人物が
登場すること自体が、
この「民衆の集合体が歴史を作る」という
トルストイの思想を表現するための
不可欠な要素(メタファー)となっています。

3000ページを超える大作ですが、
文学的な群像劇としても、
哲学的な歴史論としても
非常に価値のある一冊として
推奨されています。

TOP
error: Content is protected !!